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電気料金がおトクになる「深夜電力」を使って、お湯を沸かすのが「エコキュート」や「電気温水器」ならば、レンガを熱して暖房に用いるのが「蓄熱式電気暖房機」です。
すでに給湯器の紹介で、電気温水器をご覧のかたなら、水をレンガに変えたイメージといえば、分かりやすいかもしれません。
本体内部に内蔵された電気ヒーターは、深夜電力を使ってヒーター線の周りを囲ったレンガを最大750度(※1)まで熱します。
熱せられたレンガは、24時間かけてゆっくり放熱することで、一日中お部屋を温めます。
暖房の方法にも特徴があります。「輻射熱方式」を用いています。
エアコンやファンヒーターなどの「温風方式」と異なり、直接温風を当てて温める方式ではないので、ホコリの巻き上げなどで空気を汚す心配もありません。ファンの音もありません。
同じ「輻射熱方式」を用いているのが、ストーブです。ストーブのようなジワーっと体の芯から暖まるような優しい暖房機でありつつ、石油ストーブと違って灯油の補給もいらないし、手が灯油臭くなることも無く、何しろ24時間あったかい商品です。
早く起きた朝も、外出先から帰ってきた夜も、深夜に目が覚めてトイレに行くときも、「いつでもあったか」な暖房機です。
<蓄熱式電気暖房機 施工例>
但し、事前に理解しておかなければならない特徴もあります。
上に書いたとおりレンガを使っておりますので、非常に重くなっております。性能と機種機種にもよりますが、最大で400kg弱になりますので、床の補強等を行う必要があるかもしれないことを、あらかじめご理解ください。
これだけ重いということは、持ち運びが出来ません。据え置きになりますので、部屋の中のスペースを多少取ります。もしお部屋のリフォーム等に合わせてお考えであれば、あらかじめ出窓の下にスペースを確保するなど、下準備をすれば設置場所の問題はクリア出来そうです。
加えまして、「輻射熱方式」利用した暖房機ということもあり、ふすまや障子を多用した和風建築の住宅や、築年数の経過した断熱の弱い住宅では、熱が逃げてしまうので、必要に応じて断熱材を追加するとか、機種を大きめにするなどの措置が必要になる場合があります。
24時間つけっぱなしにしておきたい環境にお勧めですので、おトイレやリビングなどにお勧めです。
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※1:メーカー/機種により異なります。 |
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