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よくある質問
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1.費用面
「”光熱費を電気代に一本化する”というのは、
 ガス代や灯油代が、結局電気代に加算されるだけで、
 光熱費の総額はこれまでと変わらないのでは?」
と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

実は単純な足し算ではない、というトリック。
大きく3つございます。


○その1○ 基本料金
例えば、毎月のガス代で考えてみましょう。
ガス代とひと口に行っても、まずは「基本料金」と「使用料金」に分かれているのはご存知かと思います。
もちろん、ガスを使っても電気を使っても、使用料がかかるのは変わりありませんが、ガスを使う量をゼロにするとこで、ガスの利用契約を解除出来るので、基本料金分がゼロになります。

ガス代の基本料金部分を月1,500円と計算しても、1年間で18,000円、15年なら270,000円になります。
ガス代の基本料金だけを考えてみても、大きい事がわかるかと思います。


○その2○ 料金形態
オール電化に適用される料金形態は、一般的な「従量電灯契約」ではなく、オール電化専用の料金形態「季時別電灯契約」を選択できます。九州電力の場合、「電化deナイト」がそれに該当します。

詳しい事は、九州電力ホームページ(九州外の方は各電力会社)を見ていただきたいのですが、例えば深夜帯に使った電気料金(※1)は、なんと従来の半分程度になります。

エコキュートに限らず、深夜帯に利用したテレビや冷蔵庫、照明器具にエアコンなどの電気代も、家中全ての電気料金を抑えることになります。

反対に、昼間の電気料金は、これまでより高くなる(※1)ので注意が必要ですが、例えば一日中使う冷蔵庫などで料金を計算しても、電化deナイト契約の方が値下がりする計算になりますので、お得であることに間違いはありません。

食器洗い機は、寝る前に動かしましょう。
洗濯は、朝起きるころに終わるよう、タイマーを使いましょう。
炊飯も朝食に合わせてタイマー設定をしましょう。

このように深夜電力をうまく使えば、さらに電気料金は安くなります。


○その3○ 基本料金割引
「エコキュート」や「電気温水器」、「蓄熱式電気暖房機」など、深夜のみ(8時間もしくは5時間)に動作して、電力を必要とする機器の利用に対して、電力会社は「基本料金割引」を準備しています。

九州電力の場合、1キロワットに対して147円(税込)の割引があります。

例えば、エコキュート1台と5kWの蓄熱式電気暖房機を設置した場合、毎月なんと「882円」の割引があります。
使えば使うほど、割引が大きくなる。ありがたいけど不思議な制度です。


…ここまで聞いても、オール電化にしない理由がありますか?


※1:九州電力「電化deナイト」の場合、深夜時間帯を「ナイトタイム」と呼んでおり、22時から翌8時までがそれに該当します。日中時間帯は、10時から17時を「デイタイム」、残りの8時から10時、17時から22時を「リビングタイム」と呼んでいます。それぞれの時間帯別で料金が異なり、ナイトタイムの電気料金は「10.01円/kWh」になります。デイタイムの電気料金は「29.51円/kWh(その他季)、35.10円/kWh(夏季)」となります。リビングタイムの電気料金は「22.18円/kWh」になります。詳細は、九州電力ホームページにてご確認ください。


2.利用面
一言でいうと、「日々の使い勝手がラク」、これに尽きるのではないでしょうか。

例えば、IHクッキングヒータは、五徳が無くて全面がフラットな強化ガラスなので、煮こぼれしてもさっと拭いてキレイに。

蓄熱式電気暖房機は24時間連続暖房。石油ストーブのように灯油の補給は必要ありません。

寒い夜に灯油が切れて、あわてて買いに行く羽目に…。そんな必要もありません。



3.安全面
やはり「火を使わない」ということに尽きます。

悲しい事ですが、どれだけ注意をしても火にまつわる事故は、後を絶ちません。

調理中のガスコンロから…。
家族団らん中の石油ストーブから…。

間違った使い方が原因の場合が多くを占めるわけですが、それでも特に最近は、ご高齢のお客様より「火が怖い」との理由から、オール電化になされるケースもございます。

もちろん、「オール電化だから、事故は絶対ない」という間違った認識をもってはいけません。

オール電化であっても、正しい使い方を守らないと、事故を招く危険性があることは言うまでもありませんが、炎が無い安心感に勝るものは無いでしょう。


(2013.06.06 現在)

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