|
|
|
究極の暖房機と呼ばれる方もいらっしゃる「床暖房」。床に直接座ったり寝転がったりする日本人の生活習慣からすると、体と接する床から直接暖まる仕組みなので、暖房効果も高いです。
加えて暖房器具として主張することなく、屋内のスペースを取ることも無いのは、前述の「蓄熱式電気暖房機」と比較しても、大きなメリットになっています。
そんな暖房機の王様「床暖房」ですが、実はいくつかの種類が存在します。つまりどのように床を温めるかに違いがあります。埋め込まれた電熱線で直接温める方式や温水を循環する方式など。温水循環式でもお湯の作り方で種類が分かれます。
ピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんね。
温水循環式…。つまりお湯を作る必要があるということは、給湯器と同じ概念で仕組みを考えていいということ。ということは、ヒートポンプでお湯を作ってそれを循環させれば、電熱線埋め込み方式やガス湯沸かしの温水循環方式と比較しても、使い勝手がいいってことになります。
それなら、お風呂や台所で使うお湯を作るエコキュートに、床暖房用の温水を作る機能を加えれば…。
そうです。それが「多機能エコキュート」と呼ばれる機器になり、すでに発売されています(※1)。給湯でおサイフにも環境にも優しいエコキュートが、床暖房まで実現してくれる。一石二鳥です。
これから床暖房を入れたい、給湯器はまだガスや灯油を使っている方なら、この「多機能エコキュート」がおススメです。
すでに「エコキュート」を導入されている方も、エコキュートと同じようなヒートポンプを利用した床暖房機器が単体で売られているので、こちらをお勧めします。
但し床暖房については効率がよく快適な分、工事にかかるコストは大きくなります。基本的に床暖房をする床は、全て張り替えになります。なので、新築やリフォームに合わせて導入して頂くのが一番効果的と考えます。
一番効果的な設置場所は、家族みんなが集まるリビングですね。
|
|
|
|
※1:お風呂/台所等で使うお湯を作る水と、床暖房用で循環する水は、もちろんそれぞれ別のものを利用するので、混ざると水が古くなるのでは?、と心配する必要はございません。機種によっては、水ではなく保温性の高い専用の液体を床暖房用に使うものもございます。念のため。 |
|
|
|
|
|