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いつくらいからでしょうか?気がつけば空気清浄機があって当たり前になってきましたね。昔から煙草をいっぱい吸う方などが使われる用途ではありましたが、ここまで大きな普及が進んだのは、他の要因があったと考えます。
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写真は空気清浄機コーナー。上段はSHARPのPCI発生器IG-B100-W他、中段はSHARPの加湿空気清浄機KC-Z45など、下段はSANYOの加湿空気清浄機ABC-VWK14Bなど。
2,3年ほど前でしょうか。一部のメーカーの空気清浄機に、加湿機能とイオン放出的機能を、空気清浄機に加えました。当初は、目に見える煙や花粉、ホコリなどを吸い込んで空気をきれいにするのが空気清浄機の仕事で、ウィルスや細菌などを退治できるのかは、疑心暗鬼でした。大きな必要性が当時はまだ感じられなかったからかもしれません。
このイオン放出的機能の登場を待っていたわけではないでしょうが、世の中に「新型インフルエンザ」への恐怖が出てきました。マスコミ等でも取り上げられ、危機が近くに迫っていることもあったのでしょう。SARSなどで人命に対する危機が発生したのを間近にして、インフルエンザに限らず、パンデミックへの恐怖があったのかもしれません。
ウィルス等の退治にはある程度の湿度も必要であり、もちろん人間が快適に暮らすためにも、ある程度の湿度が必要であることから、加湿機能を搭載した「加湿空気清浄機」が今や主流となりました。
その後、所謂「家電芸人」による加湿空気清浄機のおススメもあり、この分野の商品は品切れまで発生する、爆発的ヒット商品となりました。その結果、今や空気清浄機は一家に一台は当たり前の製品となっております。今後は、機能/性能の差はあれど、リビングだけから寝室などの個室にも広がり、一部屋に一台の普及になるかもしれません。
「最近の人間は、空気清浄機なんぞに頼るから、抵抗力が下がって貧弱になったんだ」、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。それでも、空気清浄機が新型インフルエンザの不用意な拡大に一役かったのは事実だと思います。もしパンデミックが発生したら、どんな強靭な肉体を持っていても、避けることは出来ないのですから。
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更新日:2011.09.22
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