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ここ数年で最も地味に進化した商品、それが冷蔵庫かもしれません。
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写真は冷蔵庫コーナー。
右からPanasonic NR-F557XV-SK、NR-FTM476S-N、
NR-FTM477S-N、NR-ETR436、SHARP SJ-PW35X-W
断熱能力の向上から、庫内の壁を薄くすることが出来ましたので、外形寸法が同じ冷蔵庫に買い替えたとしても、庫内の容積は大きくなりました。コンプレッサの改良や、センサ技術の導入等により省電力も進み、約10年前の同等容積の冷蔵庫と比較した場合、年間消費電力量は約1/4程度になります。電気代もそれに比例し、1年で1万円を軽く超えるくらいおトクになる計算になります(※1)。
10数年前に買われた冷蔵庫を今も大事に使って頂いている方、丁寧に大切に使って頂いたことで永く使えているんだと思います。メーカーや開発者に代わって感謝申し上げます。しかしながら、最新型と買い替えることで、同等性能の機種で1年で1万円以上の電気代を安くすることが出来るということは、逆にいえば毎年1万円以上の金銭的な無駄であり、電気の無駄な消費であり、無駄な環境の破壊を無意識のうちに進めてしまっているとは言えないでしょうか?
ものを永く使って頂けることは、大変ありがたいことだと考えることに嘘はございません。しかしものには寿命があります。適切な時期に買い替えて頂くことで、環境的にも金銭的にもやさしくなり、これまでお使い頂いた冷蔵庫を、適切にリサイクルすることで生まれ変わらせてあげるのも、また正しいのではないかと考えます。
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更新日:2011.12.25
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※1:最新型はPanasonic製NR-F505XV(220kWh/年、4,840円/年)、約10年前のモデルは一般的な性能(2000年製、501〜550リットル、壁とは5cm程度の隙間、庫内温度設定は中、詰め込み具合は普通)から参照(860〜950kWh/年、18,920〜20,900円/年)。数値はいずれもしんきゅうさん「くわしく比較」より。 |
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